第12話『セイジ!暗闇の死闘』

前回無事妖邪界と化した新宿へと侵入する事に成功したトルーパー達。
アラゴ城を目指す中、
リョウと純、ナスティが初めて出会った場所にたどり着く。
純はそこで両親の事を思い出す。
早く助けたい。その思いが純を先走らせてしまった。
一人で勝手に先へと進む純。そしてそれを追いかけるナスティ。
すっかり純のお守り役になってしまったナスティ。
まさか今後トルーパー達の世話もする羽目になろうとは、
この時のナスティは思いもしなかっただろうな……


ここから先の戦いに、
二人を本当に連れて行っていいのか悩むトルーパー達。
シンは錫杖が二人の手に渡ったのは、
二人をこの戦いに連れてこさせるためでは?
と考えるが……

と、いきなりトルーパー達の前に現れる妖邪兵の大群。
純とナスティ達が危ない。
トルーパーは急いで二人の元へと向かおうとするが……


一方純とナスティにも襲い掛かってくる妖邪兵。
必死になって地下へと逃げる二人。その二人を守ろうと、
二人に追いついた白炎が、
トウマが、シュウとシンが、リョウが、
それぞれ妖邪兵を足止めし、二人を逃がそうとする。
だが、これこそ妖邪の狙いだった。
二人をあえて襲うことで、
トルーパー達を分断させるのが目的だったのだ。
最後に二人の護衛についたセイジ。
地下は妖邪の住処となっている。
そこで地上へと戻ろうとするが、
地上では既に待ち伏せされていた。
多勢に無勢。そこでセイジと各地で戦っているトルーパー達は、
武装して敵を倒していく。
妖邪兵を片付けたセイジだが、
妖邪の攻撃で再び地下へと追いやられてしまう。
そこに現れた闇魔将アヌビス。
アヌビスは自分の力が最も発揮できる闇がある地下で戦うため、
セイジ達を地下へと追いやったのであった。
前回大雪山で戦った時には、
開眼したセイジの前にあっさり敗北してしまったが、
今回のアヌビスは黒狼剣を手にして本気モード。
黒狼剣……その力は周りの光を吸収し、
闇を力とする剣。
その刀の前に光輪剣が、
そして光輪の鎧までもが力を吸収されて、
セイジはピンチに陥る。
必殺の雷光斬を使えば逆転できるかもしれない。
だがその暗闇の中では、敵の居場所もわからず、
間違って純とナスティ達に当ててしまうかもしれない。
必殺技を使えないセイジに対し、
闇魔将の必殺技、暗黒跳飛斬りが炸裂。
その闇の力に、光輪の鎧は力を失い消えてしまう……


このままではトルーパーのお兄ちゃんがやられちゃう。
そしたらパパやママも助けられない。
そう思った純は、錫杖の力に賭けて、
一人セイジを助けに向かう。
自分の両親を助けてもらうために。
と、ちょっと我侭言っている気がしますが、
子供だからしかたないのかな?
勿論トルーパーのお兄ちゃん達には、
損得無しでやられて欲しくないと思っている
と信じたい。じゃなきゃ腹黒いよ……
腹黒はシンだけで十分だよ(マテ
何はともあれ、そんな純の勇気に、
セイジの礼の心が、錫杖が反応する。
礼の心で再び武装するセイジ。
錫杖の光が闇を払い、アヌビスの姿が露わになる。
今こそ必殺の雷光斬!
暗黒跳飛斬りをも切り裂き、セイジの一撃が炸裂する。
こうして撃退する事に成功したセイジ。
今回の件で、
今まで足手まといと思っていた純とナスティも、
大切な仲間だと気づくセイジであった。


だがトルーパー達が分断されている状況はまだ続いている。
果たして5人は再び合流できるのか?

次回『ヨロイギアの正体』俺の心をヨロイが走る!
さてさて、次回から鎧伝説が明らかになってきますぞ?