第28話『謎の女妖邪カユラ出現』

天橋立……曇り空の中、
トウマは天に向かって真空波を放つ。
雲を突き抜ける真空波。
すると、雲が晴れ、晴天が顔を見せる。
それはまるで、トウマの心を表すかのように。
カオスよ、我が心の曇り、射抜いたぞ!
俺の心にもう迷いはない。
以上、天空のトウマ超弾動開眼の巻でしたー!
……うん、自分ひとりで開眼したのはすごい……
のかもしれないけど、ライバル魔将がいないと、
こうもあっさり片付けられるか、開眼イベント……
しかし、カオスのかけた謎、みんな解けただろうかって、
その、なんだ……リョウ以外は既に開眼しちゃってるんだ……


何はともあれ、無事答えを見つけたトウマ。
喜ぶのも束の間、突如空の色が変わり、
トウマは光の柱によって空へと連れ去られてしまう。
天橋立上空、雲の上。
目を覚ましたトウマの耳に、高笑いが聞こえる。
そしてトウマの前に現れたのは
私の名はカユラ
私の名はカユラ
私の名はカユラ
妖邪界のカユラ
大切な事なので4回言いました!
カユラかわいいよカユラ。
女妖邪、迦遊羅がトウマの前に現れた。
なんか女であることに少し動揺しているトウマ。
女を攻撃するのは躊躇う……わけでもないのに。
カユラはトウマに、
光輪、水滸、金剛を妖邪界へ連れ去ったと告げる。
そして今度はトウマを迎えに来たという。
3人が連れ去られた事が、俄かに信じられないトウマ。
すかさず攻撃を仕掛けるトウマだが、簡単に弾かれ、
カユラの不思議な術に翻弄されてしまう。
トウマは先ほど開眼した超弾動真空波を放つが、
カユラはひらりと身をかわし避けてしまう。
天空の力を見極めたカユラは、
次の標的であるリョウの元へと去っていった。
カユラが消えると、トウマは地上へと落とされてしまう。
無論天空の鎧は伊達ではない。
弾動力を使い、無事着地に成功。
カユラの次の狙い、リョウの元へと急ぐ。
そんなトウマを見守る謎の人物が一人……


富士山内部。
リョウもまた、カオスの問いの答えを見つけ、
超弾動双炎斬に開眼していた。
ヨロイギアはカオスがアラゴの鎧を割って作ったんだ。
妖邪の力、漲って当然。
自分の為に使えば結果は破壊しかない。
だが、この力はみんなの明日を守る力なんだ。
と今は亡きカオスに語るかのようにリョウは悟る。
主人公らしい悟り方だ。
水滸除く他のメンバーとは違い、
明らかに違いが判る超弾動双炎斬。
……ま、発動までの構えだけだけどね。
しかしま……
主人公なのに、こうもあっさりイベント消化……
トウマと同じくライバル魔将の居ない者の悲しい定めよ……
その様子を観察していたカユラ。
白い鎧、輝煌帝の鎧が生み出す力。
妖邪界はその力を必要としているようで。
リョウが開眼したのも束の間、
富士山火口内が急に冷える。
異常を感じたリョウは、すぐさま山頂へと飛び上がる。
リョウと対峙するカユラ。
そこに天空の矢が放たれる。
トウマが駆けつけてくれたのだ。
天橋立から富士山までか……結構お早いご到着で。
リョウもまた、他の3人が捕まった事が信じられないようで。
そんな二人に、現実を突きつけるカユラ。
その手には光輪の光輪剣、そして水滸の二条槍が。
ってあれ?金剛の金剛杖は……!?
二人揃った今、一気に連れ去ればいいのに、
何故か一旦引くカユラ。
仲間が連れ去られていると知って、動揺を隠せない二人……
今回のアイキャッチはトウマですが……
何で一人だけこう……残念な絵が使われるんだろう。
捕まっている絵とかどんだけー。



柳生家で、ナスティも交えてこれからどうするか話し合う二人。
カユラの事も気になるが、
今すぐ仲間を助けに行こうと躍起になるリョウ。
一方、どうやって助け出すか?そもそもどうやって妖邪界へ乗り込むか?
と、慎重なトウマ。二人の意見はぶつかり合う。
ナスティが二人を宥めるが、
その時、柳生家の傍の湖に異変が。
湖面が急に光りだしたと思ったら、
アラゴ城の幻が。
そして映し出される囚われのセイジ、シン、シュウ。
地霊衆に苦しめられる
先週あれだけ勇んで乗り込んだのに、
案の定捕まっちゃってるシュウに泣く。
哀れなり光輪、水滸、金剛。
高笑いと共に、再びカユラが二人の前に現れる。
今になってカユラが人間の女と気づき、驚く二人。
妖邪界の強力な力を得ん為アラゴに服従を誓った人間がいる。
そんな人間達の中、
妖邪の力を与えられた選りすぐりの者が四魔将、
そしてこのカユラなのだ。
まあカユラの力はそれ以前のものだが……
鎧に封じ込められた人間の心に惑わされていると、
相変わらず妖邪界の皆さんはトルーパー達の戦いを否定しにかかる。
だがこれまでの三魔将達と比べてもカユラは強く、
必殺技超弾動双炎斬も通じない。
白い鎧にならなければ、カユラには勝てそうもない。
だが、仲間を欠いている今、白い鎧になる事は……

カユラの反撃、
星麗剣から放たれる必殺技、嵐星斬に、
二人は倒れてしまう。

そんなトルーパーとカユラの戦いを遠くで見つめる雲水。
その手にはなんと、カオスの錫杖が。
まさかカオスなのか!?

妖邪門を呼び寄せ、カユラが二人を連れ去ろうとした時、
雲水は錫杖を二人の下へと投げる。
錫杖が鳴り響き、二人の鎧が反応する。
カオスが生きているはずはない!?と動揺するカユラを余所に、
天空の鎧、そして錫杖の力を借りて、
リョウは白い鎧へと武装する事に成功した。
ちなみに今回の武装シーンは、これまでのと違い、
画面がちかちかしたり、錫杖が出たりと、
なんかちょっとかっこ悪い(苦笑
個人的にはあまり好きじゃない烈火拳の表記も追加。
これは今後も追加されるので……我慢我慢……

烈火の超弾動に開眼したリョウは、
白い鎧の真必殺技を使えるようになっていた。
真必殺技、超弾動閃煌斬が炸裂する。
カユラは寸手で逃げてしまうが、
後ろにあった妖邪門は、閃煌斬によって粉砕されてしまった。


カオスが生きているはずがない。
そう思ったカユラは、事の真相を確かめようとする。

一方どうにかカユラを退ける事に成功したリョウ達。
錫杖に助けられたリョウは、
カオスは生きていたんだと喜ぶが、その真相は……
次回『行け!二人の戦士達よ…』俺の心をヨロイが走る!