第25話『対決!二人の水滸』

妖邪界……久々に登場ですね毒魔将ナーザ。
っていやホント久しぶりだな……
そして妖邪帝王アラゴ。
トルーパーや四魔将を体内に取り込んでいないのに、
完全体になってますが、そういうものだと割り切ってください。
いやま、一度吸収してしまえば、
アラゴの体は元通りになったのだろう、うん。
今更頭だけの姿で現れてもその……なんだ……
威厳ってものが……な。
久々に私に出番をくださいと言わんばかりに、
水滸のシン討伐を進言するナーザ。
……ぶっちゃけ三魔将って立場危ういよね……
前回の黒陽炎のように、白い鎧を除いて
5人のトルーパーを圧倒する配下がいるアラゴ様。
更に隠し玉のあの子も居ますし。
1部終盤、地霊衆の力で強化しても
トルーパーと互角な三魔将……
手柄を立てたくなるのは当然か?
まあ、今回パワーアップした水滸を見ても、
意外と平然としていたので、
あの頃よりはパワーアップしたのかな?ナーザも。
さてさてそんなナーザの策ですが……
なんと、水滸の偽者を作り出し、
本物の水滸と戦わせるというもの。
この偽水滸、何から何まで本物のコピー。
というわけではなく、
力だけは本物をも上回る。
果たしてシンは偽水滸に勝てるのだろうか?
しかし、水滸そっくりに作ったって事は、相当観察したんだろうな。
ちょっとストーカーっぽいなと思ったのは俺だけでいい。


その頃トルーパー達は、
前回白い鎧と剛烈剣の力を目の当たりにし、
その破壊力は妖邪の力ではないか?
自分達の力は妖邪の力なのでは?と悩んでいた。
今は亡きカオスに縋りたい程に……
その夜……トルーパー達の夢にカオスが現れる。
巨大な岩をも双炎斬で一刀両断にする力を見せる烈火。
だがその力を以ってしても、炎を切る事はできない……
力に力でぶつかれば互いに滅びる。
アラゴを倒すには力だけでは勝てないとカオスは教える。
真空波で雲を射る天空。
だが真空波は雲を射抜くことなく素通りするだけだった。
所詮力には限界があるとカオスは語る。
森林の中雷光斬を放つ光輪。
心だ……とただそれだけを言い残すカオス。
……それだけかよカオス!
砂丘を岩鉄砕を放つ金剛。
だが砂はただ舞うばかり。
カオスが言うには、心を磨けば砂の目も読めるという。
高波に向かい超流波を放つ水滸。
だが波を押し返すことはできない。
心を磨け水滸。心の鍛錬には限界はない……


次の日の朝、カオスの教えをそのまま自慢げに話すシュウ。
勿論悟っているわけもなく、
他のみんなが修行に出かけるのを見て、
慌てて自分も出発する。
トルーパー達はそれぞれの鎧ゆかりの地、
リョウは富士山、セイジは秋吉台、シンは鳴門の海、シュウは大雪山
そしてトウマは天橋立……天橋立!?
あれー?トウマの鎧は宇宙じゃないのー?
というツッコミはこれぐらいにして。
今回限定の水滸アイキャッチを見逃すな!


鳴門の海へとやってきたシンは、
何をするでもなく、とりあえず泳ぐ。
ふとシンの目に鳴門の渦と、それを避けて泳ぐシャチの姿が目に入る。
そのシャチの姿を見て、シンは自分なら鳴門の渦の中を泳ぎきってみせる。
と自慢げに泳ぎきる。勝とうとする気持ちがそうさせるのか。
だがこれは渦と言う力に力でぶつかってく事に他ならないぞ。


そんなこんなで暢気に泳いでいたらば、やってきました妖邪兵。
今回は空飛ぶ船でご登場。
もう船である必要はない気がするけど、俺によし。結構好きだったり。
海中に飛び降りてくる妖邪兵。
シンは武装して一気に蹴散らします。
と、なんと今回が初めてのシンの武装シーンお披露目ー!
いやー今まではリョウのおまけでいつの間にか武装してましたからねー。
って、あれ?ちょっとカットされてね!?不憫な……
今度はこちらの番だと、妖邪の船に乗り込むシン。
そこで偽水滸と対峙する。
本物の水滸は俺だと、シンを襲いかかる偽水滸。
一先ず水中に逃げ込むシン。偽水滸もそれを追いかける。
本物と偽者、実は力以外にもう一つ違いがある。
それは、偽者は体中から毒を撒き散らすのだ。
水中に流れ出た毒で周りの魚達が死んでいく。
シンはすぐさま戦いの場を地上へと移す。
勝った方が本物の水滸と言わんばかりの展開だが、
シンは叫ぶ。
「水を汚しておいて何が水滸だ!水を守ってこそ水滸と思え!」
好きだな、このセリフ。
だが意気込みだけでは偽水滸には勝てない。
超流波をも真似できる偽水滸。負けじと超流波で反撃するシン。
本物と偽者、ぶつかり合う超流波。
だが力で劣るシンは、ぶつかり合う超流波の衝撃に吹き飛ばされてしまう。
このまま負けてしまうのか?
偽水滸にやられるシンに、カオスの声が聞こえてくる。
ヨロイギアは元はアラゴの体。
力を求めればそれはアラゴへと近づいていく事になると。
シャチが渦を避けて泳いだように、
勝とうとする気持ちを捨て、自然の流れを見よ。心を無にするのだ。
その教えを聞き、何かを掴んだシンは、
なんと偽水滸の超流波を自ら受ける。
超流波は、水の波打つ波動を心で掴んでこそなせる業
それを悟ったシンは、偽水滸の超流波をものともせず、
水滸の鎧の超弾動を引き出し、
新技……と言っても、正直あまり代わり映えしないのだが、
超弾動超流波で偽水滸を打ち倒すのであった。
だが、ナーザ最後の罠がシンを襲う。
偽水滸からあふれ出る猛毒を防ごうとするシンの優しさ。
その優しさを利用され、ナーザの思惑通り猛毒を受けてしまうシン。
倒れるシンを妖邪界へと連れ去るナーザ。
果たしてトルーパーを拉致した目的とは!?
次回『光輪よ、光をとりもどせ』俺の心をヨロイが走る。
今回の次回予告は次回主役のセイジです。