外伝第1話『鎧戦士、再び!』

というわけでOVAシリーズスタート。
OPはTV版の使いまわしの為、
OP映像に四魔将の姿が見えますが
まったく出てきません!
アラゴは……うん、まあ、それに関しては……ね。


アメリカ・ニューヨーク
突如姿を現した光輪の鎧は、絡んでくる不良達を次々と殺害していく。
その鎧を操る怪しい影……
鎧がかつて邪悪な力を持っていた事を知っているようだが……
果たして光輪の鎧の持ち主、セイジはどうなってしまったのか!?


一方日本では、
宝くじ1等1000万円
の一桁違いの300万円が当選したシュウのおごりで、
かつての仲間たちが集まり、リョウの誕生日パーティーが行われていた。
しかしそのパーティーに、セイジの姿は見えない……
セイジが現れないまま、パーティーを楽しむトルーパーと純。
パーティーに夢中で、誰もTVのニュースを気にかけてはいなかった。
一部を除いては……


アメリカで光輪の鎧が暴れているとの報道を見たリョウは、
仲間を巻き込みたくないと一人でアメリカへと向かう。
一人で背負おうとする所は相変わらずである。
そんなリョウの背後から現れたのは……
なんとシュウとシン。
リョウと同じくニュースを見ていたナスティが、
みんなに事情を話したのだ。
仲間を巻き込みたくないというリョウの思いは、
あっさりと破られてしまった。
コロンビア大学で研究されていた剣に、伊達家の紋があると聞き、
それを見定める為アメリカへと渡ったセイジ。
シュウいわく、刀の事となるとマジになるセイジ。
まさかその性分のせいでこんな事になるなんて……

と、突然、
アメリカ上空までやってきた3人を乗せた旅客機に異変が起きる。
謎の気配を感じ取ったリョウは、
旅客機の外を飛び回る謎の老人の姿を見る。
旅客機の垂直尾翼を叩き切る謎の老人。
謎の力のせいでただでさえ制御の利かない旅客機。
どうにか海上に不時着でき、乗客も無事だったが、
まるで自分達が来るべくしてアメリカに来てしまったのではないのか?
と一抹の不安を覚えるリョウ達であった。

リョウ達とは別行動で、既にアメリカに到着していた
トウマ、ナスティ、純。
トウマ達は今回の記事をスクープした新聞社へと情報収集に向かったが、
今回の事件はとあるルポライターからのリークだったという。
そのルポライターを訪ねたトウマであったが、
口封じの為か既にそのルポライターは殺されてしまっていた。
ルポライターに付きたてられた楔を引き抜くトウマ。
うーむ、智将たる者迂闊に現場を荒らすのもどうかと思うけど……
で、案の定引き抜いた楔を手に持っているところを、
謎の少女に目撃され、犯人と勘違いされるトウマであった。


シュウのおじき、チンさんのお世話になるトウマ達。
ナスティが問い合わせたところ、
コロンビア大学では剣を研究するどころか、
誰一人として、セイジの事を知らない。
日本人を招待した覚えすらないと言う。
大学側が示し合わせたように嘘を付くとは思えない。
セイジは何者かに偽者の情報でアメリカに誘き出された事になる。
しかし、
こういう騙される役はシュウ辺りがなりそうなのに、
あえてセイジにするとは……たいした奴だ製作陣……
そこへ、遅れてリョウ達がやってくる。
ナスティに手をかけようとするおじきを注意するシュウ。
そんな和やか(?)ムードの店内に、
突然ナイフを持った少女が現れるやいなや、
トウマに襲い掛かってくる。
その少女は、ルポライターの部屋で
トウマを犯人と勘違いした謎の少女であった。
トウマを倒すにはいたらず、その場から逃げ出す少女。
後を追おうとするシュウであったが、
リョウ達に止められてしまう。
トウマが犯人だという誤解を解こうにも、今の彼女に何を言っても無駄だと。


少女は冒頭で光輪の鎧に殺された男の妹であった。
リョウ達が光輪の鎧の仲間だと思いこんで
……いやま、仲間と言えば仲間なんだが……
光輪の鎧とリョウ達が合流してしまったら仇なんて取れないかもしれない。
少女は兄との写真を見つめながら泣き出してしまう……


とある施設
捕らわれのセイジは夢の中で、
謎の声に導かれるように武装する。
そんなセイジの前には、光輪の鎧が……
鎧を研究するマッドサイエンティストの目的とは一体!?
そんな捕らわれのセイジの苦しみを感じ取ったか、
リョウは悪夢を見てしまう。


一方、昨日の件でリョウ達と喧嘩したシュウ。
仲間が襲われたばかりか陳さんの店までめちゃくちゃにされた事
それに光輪の鎧が暴れていることに怒り、
ハンバーガーのやけ食いをしていた。
そんなシュウを見て唖然とするトウマ。
と、突然外が騒がしくなる。
もしやと思い、シュウと共に外に出るトウマの予感は当たっていた。
噂の光輪の鎧が暴れていたのだ。武装して迎え撃つ二人。
本当に光輪の鎧が暴れている事実に驚く二人であったが、
驚くべき事はそれだけではない。
その鎧を着ているはずのセイジが鎧の中にいないのだ。
何者かが鎧自体を操っているのだ。
セイジが悪行を行っていたわけではない事は喜ぶべきところだが、
光輪の鎧はなおも暴れ続ける。
野次馬が邪魔で、必殺技を撃てない二人に対し、
光輪の鎧は容赦なく雷光斬を放ってくる。
ニュースを見て、まさに目にも留まらぬ速さで駆けつけた
リョウとシンもまた、武装して光輪の鎧と対峙する。
ニューヨークを荒らす鎧と同じものが、更に4つも現れたことで、
ヘリも出動する大騒動に。
尤も、そのヘリは妖邪の力に近代兵器が無力だったように、
光輪の鎧からあふれる怪しげな気によって墜落してしまうが。
光輪の鎧を含め、5つのヨロイギアがマンハッタンに集結。
それを見計らったかのように、
突如光輪の鎧の中から怪しげな気が噴出し、
リョウが旅客機の外で見た謎の老人の姿へと変わる。
屍解仙と名乗るその老人は、
ヨロイギアが5つある事を確認すると、
セイジは丁重に扱っていると言い残し、鎧と共にその場を去ってしまう。
……本当は妖邪界にあと4つヨロイギアがあるんだけど、
今後一切そんなことには触れません!
光輪の鎧が去ったとはいえ、
何も知らないアメリカの人々にはリョウ達も敵とみなされ、
ヘリの攻撃を受けてしまう。
鎧を着ている限り、この街では地獄を見る事になりそうだ。
リョウとトウマ、シュウとシン。
一旦二手に分かれて逃げる事にしたトルーパー。
リョウとトウマは建物の影に逃げ込むがこのままでは……
そんな二人の前に、トウマを襲った謎の少女が現れる。
なにやら少女は二人の逃走を手伝ってくれるようだが……!?

アメリカを舞台に、サムライトルーパーの戦いは続く。
次回鎧伝サムライトルーパー外伝『友を救え、サムライハート
俺の心をヨロイが走る!
というわけで、次回で外伝完結です。