第38話『カユラ!聖なる目覚め』

自分と同じ境遇の三魔将、
そして迦雄須一族であるカユラを妖邪の手から救い出すため、
再び鬼魔将となったシュテン。
前回カッコイイ登場をしたシュテンでしたが、
乗り移られていてもやはりカユラはカユラ。
その強大な力には必殺の紅雷閃も及ばず……
そうこうしている間に、5人のトルーパーが敵に捕まってしまう。
アラゴの作戦の最終段階。
九つの鎧を九つのお堂に納め、
その力によって、人間界と妖邪界を一つにしてしまおうというのだ。
地霊衆によって動きを封じられている5人は、
成す術もなくお堂へと運ばれて行ってしまう。
その手際を見た三魔将。
カユラ……というかバダモンばかりにいい格好させるかと、
自ら進んで戦おうとしますが……
先程の紅雷閃にもあっさりと捕まってしまう三魔将。
そんな三魔将の前で、バダモンは遂に本性を現す。
今まで散々利用するだけ利用してきた。
最早足手まといの三人もお堂に閉じ込めてしまおうと。
その言葉がバダモンのみならず、
自分が主と認め使えてきたアラゴの本心であると知り、
動揺を隠せない三魔将。
むしろ今の今までよくアラゴなんかを信じてこられたな……
それだけ優れた孝、悌、忍の心……なんだろうが。
ここまでされて尚、
アラゴ様には考えあってと信じようとするアヌビスが不憫で……
三魔将もまた、地霊衆の力によりお堂へと連れ去られてしまう。
トルーパー5人だけでなく三魔将までも敵の手中に堕ち、
鎧戦士はシュテンのみとなってしまった。
それでも尚戦い続けるシュテンであったが……
ぶっちゃけ、錫杖の力借りてた方が強かった気がしなくもない。
いや十分強いんですよ?ただカユラがもっと強かっただけさ……
シュテンも遂に、地霊衆の手によって捕らえられてしまう。
皮肉にも、錫杖が鬼魔将の鎧を出したせいで、
九つの鎧が九つのお堂に収められる結果に。
鎧戦士全滅!
1000年の時を経て、遂に野望を達成せんとするアラゴ。
今亡きカオスに勝利宣言をするのであった。


だが、人間側にも希望は残されていた。
それは……そう、命の勾玉。
最早勝利したも同然なのに、未だ命の勾玉を付け狙うバダモンを見て、
ナスティはバダモンが命の勾玉を恐れていると気づく。
勾玉を渡すまいと、必死に逃げる純と白炎であったが、
だがナスティを人質に捕られてしまい……


お堂に囚われたシュテン。
今尚目覚めぬカユラ……自分にできる事は最早……
カユラを目覚めさせる為に、命を懸ける覚悟を決めたシュテン。
鬼魔将の鎧を脱ぎ捨て、錫杖の力によってお堂から脱出する事に成功する。
純達の下へ駆けつけ、ナスティを救出後、
再び鬼魔将へと武装するシュテンであったがその体は最早限界。
バダモンはトドメとばかりにシュテンに必殺の嵐星斬を放つ。
シュテンは好機とばかりにその嵐星斬を我が身に受ける。
カユラ救出に命を懸けるシュテンは最後の特攻に出る。
紅雷閃と我が身に受けた嵐星斬の力を持って、
カユラの中にいるバダモンを吹き飛ばそうというのだ。
残念ながらバダモンには逃げられてしまい、
倒すには至らなかったが、カユラの中から追い出すことには成功する。
シュテンは置き土産として、カユラに鬼魔将の鎧を託す……
尚、ヨロイギアは心の鎧。
装着者の体にジャストフィットする仕様らしく、
シュテンの鎧を着てぶかぶか。ということはありません。
しかし、忠の心を持つものが着るべき鎧を、
何でカユラが!?
……というのは野暮ってものか。
カユラは鎧を作ったカオスと同じ迦雄須一族だし、それぐらいできて当然?
何はともあれ無事カユラを救出、
カオスへの恩返しができたシュテンであった。
文字通り、命を懸けてであったが……
忠の戦士、シュテン……死す!!
シュテン……お前の事は忘れない!
いやホントね……惜しい人を亡くした……

迦雄須一族として目覚めたカユラ。
シュテンは自分が殺したも同じと自分を責めるが、
ナスティ達がカユラは悪くないと諭す。
その言葉を聴き、そんなナスティ達の為に、
そして自分を救ってくれたシュテンの思いに応えようと、
カオスからシュテンへ、
そしてカユラへと継がれてきた錫杖を手に、
アラゴに最後の戦いを挑みに行く。

迦雄須一族VS妖邪、1000年前より続く永き戦いの決着が迫る。
しかし目覚めたカユラはホントかわいいな。
いやオホホホホと高笑いするカユラも好きだけどさ。


命の勾玉を使って鎧戦士を蘇らせようと、
白炎と共にお堂の中へと突入する純。
無事リョウの下へと辿り着き、命の勾玉の力で蘇らせようとするも、
勾玉は反応してくれず……
相変わらず勾玉は融通が利かないというか。
その頃外ではカユラとアラゴの戦いが始まっていた。
一人でアラゴに立ち向かおうとするカユラの勇気に乾杯。
最終的にトドメを刺すのはカユラじゃないんだよなぁ……
中々力を出してくれない勾玉。
そうこうしている間に、下から妖邪兵の大群が!
純の命が危ない!その時勾玉が!
とま、カユラ曰く、
純達のような綺麗な心の持ち主を守る時に力を発揮するようで。
その勾玉の輝きが、8人の鎧戦士が封じられていたお堂を駆ける。
その輝きによって目覚めた鎧戦士達の反撃が今、始まる!
超弾動雷光斬!
超流波!
岩鉄砕!
真空波!
双炎斬!
それぞれの必殺技でお堂から脱出するトルーパー。
更に
蛇牙剣!
暗黒跳飛斬り!
投蜘網!
アラゴの支配から逃れた三魔将もまた、必殺技でお堂から脱出する。
……やっぱ一人だけこう、寂しいな。
とーちもー!はないわとーちもー!は。

遂に揃った8人の鎧戦士!(個人的にカユラは鎧戦士としてノーカウント)
カユラと共にアラゴを倒せ!
次回『輝け!五人の戦士達』俺の心をヨロイが走る!
シュテンが死ななければ、
仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌・忍
9人の鎧戦士勢揃い!だったんだが……
何はともあれ次回はTVシリーズ最終回です!