第36話『決戦!カユラ対輝煌帝』

遂に5人揃ったサムライトルーパー
いよいよ彼らの反撃が始まる。
まずは目の前の敵、カユラを倒さなければ。
三魔将の事などすっかり忘れられ……げふんげふん。

先手必勝、シュウが一人でカユラに向かっていくが、
カユラにあっさりとかわされてしまう。
地の利が自分たちにあるからか、
トルーパーが5人揃っても尚余裕を見せるカユラ。

やはり一人一人では勝てないのか。
5人が力を合わせて戦おうとしたその時、
カユラに手柄を独り占めさせてなるものかと三魔将登場!
性懲りもなく現れたなと言われちゃうけどね……
三魔将に手出し無用と言われたカユラは一旦剣を収めますが、
この後すぐ抜くことに……
現れた三魔将に対し、
またも先走り、真っ先にナーザに向かうシュウ。
え、ラジュラの所に行かないの!?
「シュウ、先走るな!」
とリョウが先走るシュウに注意する。
リーダーとして成長したなぁ、リョウ……
ってぇ、お前も飛び出すなリョウ!しかも何故かアヌビスに向かって。
更にはシンまで、ラジュラと対峙……
ぐぬぬ……この後対戦カードがシャッフルするとは言え、
今までのライバル魔将と違う相手に向かうとは……
まんまと三魔将におびき寄せられる形となってしまった3人。
妖邪界は云わば三魔将のホームグラウンド。
地の利を生かした(?)三魔将の策略で、
3人とも落とし穴に落とされてしまう。
再び分断されてしまったトルーパー。
輝煌帝抜きにしても、
5人が集結すると強くなるのは第1部終盤の戦いで明らか。
分断する作戦は悪くないのだが、
そんな三魔将、カユラに
小ざかしい手を使わせたら、最早右に出るものは居ない
と言われちゃいます。
こういう言葉は妖邪には褒め言葉なんじゃないかと思うのですが、
流石に(一方的に)目の敵にしているカユラに言われたのは悔しい三魔将。
落とし穴に落ちなかった慎重派コンビ、
セイジとトウマの相手をカユラに任せ、
自分たちは落ちた3人の始末にかかります。


落とし穴に落ちた3人。落ちた先はなんと同じ部屋。
さっきの落とし穴はあくまで5人集結させないものらしい。
相変わらずの三魔将の卑怯っぷりに愚痴を溢す三人を、
大量の水が襲い掛かる。渦に飲まれるリョウとシュウ。
部屋の中に水が充満して行く。このままでは溺れてしまう!
って、ヨロイギアを装備していれば息が続く気がしますが、
一人水中に潜ったシンが、超弾動超流波で脱出口を切り開く!
だが底を撃ちぬいたのがまずかった。
超流波で開けられた穴に、水と共に流される3人。
また落ちてるじゃないかとシュウのツッコミに対し、
鳴門の海はこんな捻くれていないとシン。
……捻くれているとかそんなのあまり関係ない気が……
流された先は、奈落の底が広がる間であった。
その場にあった巨木に捕まり、どうにか落下を逃れた3人だったが、
シンの捕まった根は運悪く……いや三魔将の計画通りか?
腐っていたせいで折れてしまい、奈落の底へと落ちてしまうシン。
残ったリョウとシュウも、それぞれナーザ、ラジュラに叩き落されてしまい、
奈落の底へと落ちてしまう。


一方残されたセイジとトウマはカユラと交戦中。
セイジの剣の腕を以ってしても、
カユラに決定的な攻撃を当てられない。
トウマとの連携攻撃で、
どうにかカユラの胸のプレートに攻撃を当てられたほどだ。
ふと、セイジの攻撃を受けた胸のプレートが光りだす。
この胸のプレートに秘められた秘密とは……!?
二人が戦っている隙を狙って、純達に襲い掛かる妖邪兵達。
純はここぞとばかりに勾玉で妖邪兵達に脅しをかける。
ちょっとびびっちゃう妖邪兵がなんか可愛い。
勾玉にやっちゃえ!やっちゃえ!と妖邪への攻撃をお願いする純。
だが、純の意思に反して、勾玉は何も反応を示さない。
勾玉さえあれば余裕!なんて邪な考えが、
勾玉に見放されたのだろうか。
勾玉がないとなんと無力なのだろうか……
純達を守るため、一旦カユラへの攻撃を辞め、
トウマとセイジが二人の守りに入ります。


奈落の底に落とされたシンが辿り着いたのは、辺り一面闇の世界。
待ち受けていたのはそう、闇魔将アヌビス。
セイジのようにアヌビスの闇を打ち破る術を持たないシンは、
暗闇からのアヌビスの猛攻に手も足も出ない……
シュウを待ち構えていたのは幻魔将ラジュラ。
シュウだけちゃんとライバル魔将と立ち会えました。
金剛は俺のものだ!
とラジュラが自ら立候補したのかな?
とかちょっと腐女子的発送をしてしまう自分……
早く仲間と合流したいシュウは、
岩鉄砕で一気にラジュラを吹き飛ばし、勝利!
したかに思われたが、なんとラジュラが巨大化して現れた。
これは幻想だと、目の前の事実を受け入れられないシュウであったが、
その巨大な一撃で吹き飛ばされてしまう。
リョウの相手はナーザ。
ナーザの毒の壁にリョウが飲み込まれていってしまう。
足を毒でやられ、動けなくなってしまったリョウ。
ピンチのリョウは、心の中でシュテンに助けを求める。
……はいそこ、シュテンというか錫杖の力が欲しいとか言わない!
そりゃね、この後錫杖の力で逆転しますけどね。
でもほら、元魔将だから妖邪界での戦いで力になってくれるだろうとか、
リョウはそういうことを思って助けを求めたんだよ!


一人遅れてアラゴ城へと向かうシュテン。
シュテンの錫杖が突然輝きだす。
前回の戦いで、錫杖がカユラに反応した事を気にかけているシュテン。
錫杖はカユラと戦いたくないようだ。
まあそれはそれ、
今回の反応は、リョウ達のピンチを知らせるものと感じたシュテンは、
急ぎアラゴ城内へ突入する。


純達の護衛で防戦一方のセイジ達。
ナスティの悲鳴がちょっと可愛くて興奮してしまった(マテ
次々現れる妖邪兵。このままでは切りがない。
カユラを倒さぬ限り、防戦一方だ。
セイジは一人カユラに向かっていく。


アラゴ城内に突入したシュテンは、
錫杖の力で、毒の壁に取り込まれんとするリョウの救出に成功する。
続いて巨大ラジュラに苦戦するシュウを、
錫杖の力で巨大ラジュラの幻を消し去り救出する。
シュテンが味方だと知らないシュウは当然身構えるが、
リョウの一言で、驚きつつも味方と認めると、急ぎシンの救出に向かう。
アヌビスの闇に苦戦するシンを、
かつてカオスがセイジを救った様に、錫杖の光で払うシュテン。
見事アヌビスを撤退させることに成功する。
シュウからシュテンが味方だと聞かされるシン。
こうして次々とトルーパー達に受け入れられていくシュテン。
カユラと戦い続けるセイジ達の下に、
シュテンに救出され、合流したリョウ達が駆けつける。
セイジがシュテンに対して無反応なのが残念……
まあリョウがスグサマ輝煌帝になろうと呼びかけたせいで、
シュテンに反応する間がなかったんだけど。
5人が揃った今、力を集中させ輝煌帝の鎧でカユラを叩く!
リョウの元に、4人の弾動力が集結する。
この時のリョウ、凄くリーダーっぽくていい……惚れ直しちゃう。
遂に決戦!カユラ対輝煌帝が始まった。
カユラの攻撃を剛烈剣で容易く防ぐリョウ。
剛烈剣から放たれる力で反撃するリョウ。
続けざまに超弾動閃煌斬をカユラに放つ!
だがその必殺技も、カユラに直撃とはいかず、
胸のプレートを破壊しただけに終わってしまった。
直撃を受けなかったのは、
カユラの身のこなしのお陰か、はたまた……


その時カユラに異変が起こる。
胸のプレートが壊されたカユラの表情が変わる。
その表情は、最早女妖邪と呼ぶにはあまりにも優しい……
更にカユラは、ダメージが無いにもかかわらず、
その場に座り込んでしまう。

何にしろ今こそカユラにトドメを刺すとき!
リョウはカユラに剛烈剣を振り下ろす。
だがその一太刀は遮られてしまう。
シュテンの錫杖によって。
シュテンの謎の行動に一同驚く。
更に命の勾玉までも強い反応を示す。
これは一体何事か!?

その様子を見ていたアラゴは、急ぎカユラを回収する。
まるで何かを恐れるように……

シュテンに何故止めたか問い詰めるトルーパー達。
シュテンは感じていた。
錫杖がカユラとの戦いを避けているのだと……
カユラに秘められた秘密とは!?
次回『復活の紅雷閃』俺の心をヨロイが走る!
最終回まで残り3話となりました……
次回からシュテンから目が離せませんよ皆さん!