第34話『天空、傷だらけの戦い』

前回手にいれた命の勾玉。果たしてこの勾玉にはどんな力が……
純からシュテンに渡された勾玉は、
前回シュテンからナスティに渡されました。
が、今回ナスティから純に渡され……
あれ?結局純の元に戻っちゃったよ?
それよりも、
何故か妖邪界に直ぐには乗り込もうとしない三人。
前回までの勢いはどうした!
命の勾玉、九つの鎧、そして錫杖。これらは、
我々の考えが遠く及ばない意思によって動いているのではないだろうか?
とか物思いにふけっていていいのだろうか?


東京では、閃煌斬によって生じた裂け目を使って、
妖邪界から妖邪兵が次々と人間界にやってきていた。
輝煌帝を手に入れる為の人柱を集めるための進軍のようだ。
アラゴの計画は着実に進んでいるようで。
そして今また、
リョウ達を捕まえる為の作戦が始まろうとしていた。
その頃リョウ達は、セイジ達を助けるため、
再びアラゴ城へと乗り込もうとしていた。
だが迷路のような外壁にまた悩まされる。
城に近づくにつれ強くなってく見張りの妖邪兵に構ってられるかと、
追っ手を掻い潜り進むも、逆に行き止まりに追い込まれてしまう。
これぐらいの壁なら飛び越えられると、
三角蹴りで飛び越えようとするトルーパー達であったが、
なんと壁に取り込まれてしまう。
まんまと罠にかかってしまった二人と白炎。

人間界では、怪しい雲行きに胸騒ぎを覚えるシュテン達。
アラゴとカオスの戦いは、人の心の善と悪の戦い。
その戦いの中で、私がやらねばならぬことがある筈だ。
と、妖邪界に乗り込む気満々のシュテンですが、
錫杖が、命の勾玉が、
今はその時ではないともったいぶって連れて行ってくれません。


リョウ達が目を覚ますと、そこはアラゴ城の地下だった。
誘い込まれる形でここに来てしまったリョウ達。
だが罠とわかってても進むしかない。
先へと進むリョウ達を待っていたのは……出口のない部屋。
壁のどこかに仕掛けがあるはずだと迂闊に中に入る二人。
案の定吊り天井の罠がリョウ達に襲い掛かる。
鎧の力で部屋をぶっ飛ばすと提案するトウマ。
うっかり部屋に入ったり、部屋ごと吹き飛ばそうとしたり、
なんか智将の欠片もない作戦だが、
双炎斬で壁を破壊し無事脱出する二人。
第1話では双炎斬一発放つだけで精一杯だったリョウ。
今や罠から逃れる為だけに必殺技放つまでに。
成長を感じさせますね……(マテ
目の前に見えた扉。
先程のように迂闊に入り込んでは駄目と考えたか、
今度は真空波で扉をぶっ飛ばすトウマ。

吹き飛ばした扉の先に待ち構えていたのは、女妖邪カユラ!
ようこそ、お探しの部屋へ。
と、ここがセイジ達がいる部屋だと思わせぶりな発言をするカユラ。
だが実際は……
仲間を助けんと、カユラに迫るリョウ、そしてトウマ。
烈火必殺の超弾動双炎斬がカユラに向けて放たれる!
だが、これこそカユラの狙い。
カユラの後ろの壁を突き破った先にあったものは、
弾動力を吸収する鬼面堂。
鬼面堂を利用し、超弾動を吸収。
力を奪われ、動けなくなったところを捕らえる作戦だったのだ。
トウマがその狙いに気づくも後の祭り。
一度放たれた双炎斬は最早リョウの意思では止められず、
鬼面堂に弾動力を吸収されたリョウは遂に倒れてしまう。
リョウが倒れ、セイジ達も鬼面堂にはおらずまったくの無駄骨。
最早戦えるのはトウマという危機的状況。


ここに来て、ようやく命の勾玉と錫杖が、
シュテン達を妖邪界へと連れていく事を決めたようで。
勾玉と錫杖の導きにより、いよいよ妖邪界へと乗り込む三人。


残されたトウマ……カユラはトウマに賢い選択を迫る。
無駄な抵抗を辞めろと。
確かにサムライトルーパーの中で一番賢いトウマではある。
だが、トルーパーの中で一番諦めの悪いのもトウマであった。
リョウが全ての悪を焼き尽くすと信じるトウマは、
リョウを逃がす為真空波で逃げ道を確保、リョウを白炎に任せて、
自分は命を懸けてカユラの足止めにかかる。
だがトウマ一人でカユラに敵うはずもなく、
カユラの攻撃で空高く吹き飛ばされてしまった。
死を覚悟したトウマであったが、
鎧の加護により、事無きを得た。
どうやら鎧は、俺を死なせてはくれないらしい……
MESSAGE見た後だとマジ洒落にならないセリフです……
蒼い弾動力のバリアを張り、空中を舞う天空。
カユラも赤いバリアのようなものを張り巡らせ、天空と空中で激突する。
宛ら蒼き流星VS紅き流星(マテ
その頃リョウと白炎は舟で逃げていたが、
空を飛べるカユラにはあまり意味のない逃走経路だったり。
白炎なりに考えたんだろうけどねぇ。
最初互角かと思われたトウマとカユラの空中戦であったが、
リョウと白炎を守る為、カユラの攻撃をまともに受け、
遂にトウマも倒れてしまうのであった。
今度こそ終わりと思われたその時、
突如リョウ達がいる水面が光り輝く。
勾玉の導きにより、
シュテン、ナスティ、純が応援に駆けつけてくれたのだ。
もったいぶった分、アラゴ城内にいきなり乗り込めたり、
それならリョウ達も無理に妖邪界に乗り込まなくてもよかった?
って、リョウが放った閃煌斬の影響のお陰で、
勾玉の在り処がわかったんだから、
やっぱリョウ達は乗り込まなくちゃ行けない運命なんだろうな。

とにかく、いよいよ妖邪界に役者が揃った。
命の勾玉に秘められた力とは?
そしてシュテンを待ち受ける運命とは?
次回『よみがえれ、鎧戦士達よ…』俺の心をヨロイが走る!
もうすぐ、もうすぐだ……
5人のサムライトルーパーが再び揃うときが……
長かった……実に長かった……