第31話『伝説の鎧、輝煌帝』

前回から引き続き、ダラの大軍と戦い続けるリョウとトウマ。
少しずつ前進し、二人は遂に大将であるダラの元へと辿り着く。
待ちくたびれておったぞ……ってダラさん、
そんなこと言うなら、前線に立てばいいものを……
セイジ達三人の鎧パワーから創られた刀でリョウ達に挑むダラ。
リョウはその力に……
ぶっちゃけダラ自身よりその刀の力に危険を感じていた。
すると、別に聞いちゃいないのに、
この刀が三人の鎧パワーから創られたことを明かすダラ。
更にその三人がピンチだと言うことも教えてくれます。親切ですね。
その囚われの三人はと言うと、
一人脱出しようと暴れるシュウを、
セイジが時が来るまで力を蓄えておけと諭す。
今回早くも蓄えた力を使う羽目になりますが……


ちゃくちゃく煩悩京へと迫る二人。
このままでは金剛、水滸、光輪の鎧と共鳴し、
あの白い鎧に化けるのではないだろうか?
と、三魔将達は心配になるが、
アラゴは落ち着いた様子。なにやら策がおありのようで。
そこに、今回の戦いの真の黒幕とも呼べる、
地霊衆の長、芭陀悶(バダモン)が現れる。
ヤダモンじゃありませんバダモンです。
自然界のエネルギーを集め、アラゴの鎧を創り、
アラゴを妖邪帝王へと導いた張本人。
白い鎧の発動を恐れる三魔将に対し……
と言っても、三人はあくまで、
今こそ烈火達を倒すチャンスだからと強がっていたが。
アラゴは芭陀悶に、
三人に白い鎧……輝煌帝の鎧について説明させる。
いやー、これまでネタバレしないようにと、
白い鎧白い鎧と言い続けてきたけど、
ようやっと本当の名前が言えるよー。
でもぶっちゃけ俺何度も輝煌帝とか言っちゃってたねー。


遠い遠い、誰も知らぬ古に
人の心に憎しみと言う暗黒が支配した時代に
光を齎す者として生まれたとされているらしい。
こう聞くと、まさに正義の鎧!
って感じですが……
輝煌帝の鎧が伝説の鎧と言われる由縁。
それはその圧倒的な力にある。
リョウがこれまで見せた力は、
輝煌帝のほんの一部にしか過ぎない。
だがその真の力は誰も見た事はない。
それには理由がありまして……
芭陀悶が伝え聞くところによれば、
真の輝煌帝の鎧の力発動した時、この世は最期を迎えると言う……
人々に光を齎すものが、そんな事を!?と驚く三魔将。
いいリアクションです。

芭陀悶が言うには、
人間界を貪る闇とは、人の心に宿る悪。
それを消し去るには、全て無に帰す事。
即ち輝煌帝の光で全てを破壊する事也……
輝煌帝の力は、人を救う力ではなく、
破壊する力だったのだ。
破壊は無を生み、無から人はまた生まれる。
何千年かに1度繰り返されてきたことらしい……
誰も輝煌帝の真の力を見た事がないというのは、
そういうことなんですねー……いやはや。
アラゴが輝煌帝の力を妖邪の力と言ったのも一理あるのだ。
OPのナレーションには、
安らぎと平和を願う人々の願いが生み出したとあるが、
そうだとしたら、人々の願いが、
人々を滅ぼす鎧を生み出した事に……なんと言う皮肉。

そしてアラゴの今回の目的は、
その輝煌帝の鎧を手にいれることであった。

三魔将の質問タイムは続く。
恐るべき輝煌帝の力をそのまま使うのは危険。
どうやって押さえ込むというのか?
そもそもどうやって発動させるのか?
それについては、芭陀悶がいろいろやっているようで。
輝煌帝の力を抑えるには、芭陀悶とて命がけらしい。
そんな地霊衆、恐怖の作戦は次回明らかに!


一方リョウ達は、
ダラの口から白い鎧が輝煌帝の鎧と呼ばれている事を知る。
だが今輝煌帝の鎧を武装する事はできない。
仲間の力を吸収して発動する輝煌帝。
囚われの三人の力を吸収したらどうなるか……
ダラの”刀の”力は本物で、
このままでは一向にセイジ達を助けに迎えない。
トウマはこの場をリョウに任せ、一人セイジ達の元へと向かう。
セイジ達の元へ行き、自分達が近くまで来ている事を知らせに。
トウマの考える打開策、
それはリョウを輝煌帝に武装させること。
囚われの三人が死んでしまうかもと心配するリョウだが、
トウマはみんなを信じろと突き進む。
リョウVSダラはまだまだ続く。
ダラは刀に込められた力を使い、超弾動双炎斬を跳ね返すばかりか、
水滸の超流波、金剛の岩鉄砕、光輪の雷光斬でリョウを攻める。
……しかし、
第1部でアラゴが4人を体内に取り込んだときも、
それぞれの必殺技を使ってましたが……
鎧パワーさえあれば技も使えるって、
トルーパー達の必殺技って……そんな簡単なものなのか?
リョウの苦戦を知らせるかのように、
囚われの3人の鎧が共鳴し始める。
近くにリョウ達が来ていると感じ取る三人。
同じく鎧が共鳴しているトウマは、
その共鳴で三人の居場所を探り当てる。
そこに向けて放たれる超弾動真空波。
天空の矢は、鬼面堂の天井を破り、
3人に自分達が近くまで来ている事を知らせる。
これこそ待ちに待ったチャンス!
伸るか反るか、囚われの3人は、自分の事を顧みず、
リョウに向かって自分の弾動力を解き放つ。
シン、セイジ、シュウ、そしてトウマの弾動力の光が、
リョウの元へと向かう。
お前達死ぬぞー!
そんなリョウの叫びもむなしく、
例によってリョウの意見無視して輝煌帝の鎧が発動する。
輝煌帝と戦ってみたかったダラさん、嬉々として構えなおしますが、
リョウは剛烈剣から繰り出される一撃で、
ダラはおろか辺りの妖邪兵全てを一瞬で片付ける。
超弾動閃煌斬使われてませんよ!明らかに舐められてますよダラさん!
このままずっと輝煌帝の鎧で突き進みたいところだったが、
そんなわけにもいかず、烈火の鎧に戻ってしまう。
リョウはスグサマ、先へ進んだトウマの応援に駆けつける。
剛烈剣を咥えて白炎王も加勢してくれたぞ。
今回の件で、
トウマは烈火の仁の心(と言う名の先走り)、
リョウは天空の智の心(と言う名の後方支援というかなんというか)
をなんとなくわかったようで。

妖邪の舟に乗って、煩悩京への侵入を果たした二人。
彼らを待ち受けているものとは?
次回『地霊衆、恐怖の作戦』俺の心をヨロイが走る!
次回は最初で最期の○○○の力で輝煌帝の発動だー!