第27話『怒れ金剛、砂妖邪をくだけ』

ナーザとアヌビスによって、
シンとセイジは妖邪界へと連れ去られてしまった。
……前回の手柄をアヌビスの手柄にしてあげている
そんなアラゴ様の優しさに少し泣く。
次はシュウを狙い、幻魔将ラジュラが出陣する。
ラジュラは金剛の必殺技、岩鉄砕の弱点を見抜いているようで、
アラゴから妖邪砂竜人を借りる。


その頃北海道に辿り着いたシュウはというと、
夢の中でのカオスの教え、砂の目が何なのか未だ悩んでいた。
トルーパーは確かに力はついた。
だが力と力がぶつかれば互いに滅ぶ。
心を磨け、心を磨けば砂の目も読めるとのカオスの教え。
自分の技、岩鉄砕に何か弱点があるのか!?
答えを求め、自分の鎧ゆかりの地、大雪山へと足を運ぶ。
駅弁食べすぎじゃね?
と言うツッコミはさておき……
いや、でも……
よくよく考えたら、トルーパー達の資金源って何なんだろう?
バイトしている暇は勿論ない。
(アラゴが人間界にやってくる前に貯めこんでいたなら話は別だが。)
OVAでは宝くじを当てたシュウだが、
この時点で既に当たっていて、OVAで奮発したのか……
大雪山への向かう途中、突如自分に向かってくる車に身構えるシュウ。
セイジと同じく気が立っているようだ。
勘違いとわかって、ほっとしたシュウは、
悠々と車の上に乗って先へ進むシュウ。
その道中の工事現場で、今度こそ妖邪に襲われるシュウ。
シュウの目の前に現れたラジュラ。
ラジュラが生きていることに驚くシュウ。
そういや前回もセイジがアヌビス生きていた事に驚いていたっけ。
俺、当たり前のように書いてきたけど、
確かに不思議っちゃあ不思議だよな。
まあアラゴが生きているんだから、
そのアラゴに吸収されていた三魔将が生きていても不思議ではない。
どうやって助け出したかはわからないけど、
5人のトルーパー達も無事救出された。
あれ?あと一人はどうやって……?

それはさておき、
すぐさまアンダーギアに武装するシュウ。
シュウの前に現れたラジュラは、金剛の鎧の力が何なのかを語る。
金剛の力は、工事現場にあるクレーン車の鉄球と同じ。
力だけで相手を倒そうとする。
だが力だけでは我ら妖邪には勝てないと余裕のラジュラ。
ラジュラは一旦引くや否や、砂竜人をシュウにけしかける。
竜人は大して強くはない二人組妖邪。
だが、二人組の砂竜人のコンビネーションに、
パワーもスピードも砂竜人を上回っている筈のシュウは苦戦する。
ラジュラの言うとおり、力だけでは妖邪には勝てないのだろうか!?
更にシュウはある事に気づく。
自らの体を砂に変えることができる砂竜人の前には、
砂を砕けない鉄球では通用しない。
鉄球は自分の力を現している。ということはつまり、
竜人にはシュウの力は通じないということに!?
戦いで崩れた瓦礫の下敷きになったシュウに、
竜人が止めを刺しに来る。

だがラジュラは砂竜人を止める。
止めはいつでも刺せる。シュウに人間の無力さを思い知らせてから、
妖邪界へと連れ去ろうという魂胆のようで。
ラジュラはシュウに、大雪山で待っていると言い残すと、
その場を立ち去っていく。
この場はどうにか命拾いしたシュウ。
……って、シンとセイジのように生きて連れてくるのが目的なら、
ここで殺しちゃ駄目なんだけどね!
どうも下っ端の砂竜人にはそんな命令伝わってないようで。

大雪山、先回りしてやってきたラジュラ、そして砂竜人
竜人は自らの能力で、
辺り一体を石にしてしまう。
石は砕かれれば砂になる
そして砂は言わば砂竜人のホームグラウンド。
ここで岩鉄砕を使うと言う事はつまり……
ここが金剛のシュウの墓場となってしまうのか!?
今回のアイキャッチはシュウですよー。


所変わって柳生家。
ナスティと純がトルーパー達は今頃どうしているんだろうと語る中、
丁度シュウの事を話している時、ふと部屋に吹き込んできた風で、
机の上の砂時計が落ちて壊れてしまうのを見て、
シュウの身に何かあったのでは!?と心配になる二人。
ちょっと考えすぎじゃね?
いやま実際この後ピンチに陥るけど……


言われたとおりに大雪山へとやってきたシュウは、
辺りの様子に驚く。
そこに現れるラジュラ。ラジュラはシュウを挑発し、
金剛の鎧に武装させる。すっかりラジュラのペースです。
烈火の新しい力を皮切りに、
トルーパー達の鎧に妖邪と同じ力が漲ってきた
と言うラジュラの言葉に対し、
シュウは自分の鎧の正義を信じ戦う。
互角の戦いを繰り広げるシュウとラジュラ。
戦うたびに、石と化している辺り一面は砕かれ続け……
するとラジュラは、
破壊しか生み出さない岩鉄砕は、妖邪の力と同じ
とシュウを挑発し、岩鉄砕をシュウに放たせる。
勿論ラジュラの狙いはこれ。
岩となった辺り一面が、岩鉄砕によって砂にされる。
そこへ現れる砂竜人。ラジュラを
ラジュラは金剛の鎧は破壊の力の源
正義の言葉に隠れているが、
この世の全てを砂にしてしまうのがお前の技だと更に挑発。
そしてその挑発に乗っちゃうのがシュウで……
辺り一面の自然を砂へと化す岩鉄砕。
森を破壊し自ら作った死の砂漠に動揺するシュウ。
シュウが何と言おうとも、
今振るっている力は破壊の力でしかないのだ。
そんなシュウに襲い掛かる砂竜人
シュウは一気に片付けようとするが、
自ら砂になれる砂竜人には、岩鉄砕も通じない。
更に辺り一面の砂を利用した巧みな技に、
自分の力に迷いを抱いたシュウは歯が立たず、ついに倒されてしまう。
アラゴ様へ報告と、一旦その場を去ったラジュラ。
倒れたシュウの頭の中に、カオスの言葉が過ぎる。
そして砂の中である事に気付いたシュウは、再び立ち上がる。
シュウが気付いたもの……それは砂の目の正体。
砂の目とは……それは即ち自然の流れ。
その自然の流れを乱すものこそ妖邪……砂竜人
シュウは自然の流れを乱す砂竜人の存在を捉えると、
超弾動岩鉄砕を放ち、砂竜人を吹き飛ばしたのであった。
遂に超弾動岩鉄砕を会得したシュウ。
この技を操るにはまだまだ心を磨かないと駄目だというのも悟った。
悟ったのに……
そこへ現れたラジュラ。
ラジュラはシンとセイジは妖邪界に捕らえてあると、
そしてシュウもまた連れ去ろうとしている事を明かす。
その話を聞いたシュウは、
何と自ら妖邪界に出向いてシンとセイジを助けだすと言い出す。
超弾動を開眼して少し調子に乗りすぎだシュウ!
全然心が磨かれていないぞ!心を磨かないと駄目なんだろ、シュウ!
まあ、義の心故、仲間を見捨てられないんだろうけど……
ラジュラの口車に乗って、まんまと妖邪界へと乗り込んでしまったシュウ。
その結果は……まぁ……ね……
次回『謎の女妖邪カユラ出現』俺の心をヨロイが走る!
今回は次回主役……なのか?うーん……なトウマです。
次回はいよいよ我らがカユラちゃん登場!
楽しみですねー、ええ。